2015年02月12日

第2期臨床仏教公開講座 第7講開催報告

2014年1月7日、臨床仏教公開講座第7講はいのちに向き合う宗教者の会代表・根本紹徹先生をお招きし、「生きるってなんだろう?―若者の悩みに寄り添う仏教―」というテーマでお話しいただきました。


今、インターネット上には、仕事の悩みで死にたいという願望や、孤立して寂しいといった若者たちの辛い気持ちがあふれています。コミュニティを活用しながら、そのような悩みを抱える人たちに寄り添うべく、先生は取り組んでおられます。
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ネット社会について、先生は「趣味・趣向の合う人とつながりやすい反面、考え方の合わない人を排除しようとする傾向があります」と説明し、「若者にとっては、ネット上で都合の良い関係ばかりに慣れてしまうことで、現実の付き合いを切ってしまったり、人とうまくコミュニケーションができないといった悪い影響があるのでは」と警鐘を鳴らしました。


先生が主催しているコミュニティ「一徹ネット」では、支援者・被支援者という枠を取り払い、宗教者や一般の人など、それぞれ違ったスキルや価値観を持つ人が集ってワークを行うそうです。遍在するテーマは“セルフケア”。
「多様な人がつながることで、いろいろな角度から刺激を受けることができます。全ての人たちを仲間として一緒に生き方を問い、答えを見つけていく。そうすることによって、支援者も被支援者も一方的な立場にならずに、無理なく安心して相談できる関係・場ができます」と、その特徴について説明がなされました。


最後に、「自分のことは自分でやるしかないという時代に入ってきています。私たちはしっかりとセルフケアできるよう、学んでいかなければいけません」と先生は述べ、支援者がバーンアウトしないための注意点が説かれました。そして、受講生へ向けて「皆さんのように人のために時間を割いて勉強していこうとする人たちがいることは有難く、とても心強いです。応援しています」という激励のことばとともに、講座を締めくくりました。
posted by 全青協 at 15:38| Comment(0) | 公開講座